Vodka,Doughnuts and Dole Vodka,Doughnuts and Dole/Orange Deluxe
(1996)
Album
イギリス版「酒と泪と男と女」?(あ、タイトルだけか) 1st「Necking」もメロウ&グルーヴィーで大好きだったけど、このセカンドはもっといい。レコード会社の倒産だかなんだかで苦難の日々を送ったバンドの現在までの最新作…(なのかな??詳細不明)インディ・ロック好きなら是非オススメです。けっして骨太とは言えない「弱さ」がなんとも魅力的、グルーヴィーなロック。マンチェスター・ムーブメントやなんかの残り香もかすかにありつつ…とにかくメロディがよくて全曲ラヴ・ソングに聴こえてしまう。個人的に彼らの楽曲からはなんとなく“暑〜ぃ真夏の日に、友達や好きな子が何人か集まってジュース(もちろん、オレンジ!)を飲みながら喋っている”、そんな高校生的ドキドキ感を感じてしまう。今作は1stを正統にビルドアップした、かなりスウィートなメロディを持った良作。今作ではスライドギターが全編に渡ってフィーチャーされ、ホーンやハーモニカが入ったりと、土臭いブルース的ノリが取り入れられ大幅に作風を広げている。ますますグー。でもヴォーカルの音量は相変わらず小さい(笑)。ただでさえか細い(そこが魅力なんだけど)Vo.ポール・バセットの声は聴こえにくいです(笑)。それでも1stよりは大分いい音になってるけどね(特にドラム)。でもこのインディくささは、このバンドにとって間違いなく大きな魅力でもあるのです。残念ながら日本ではもはや行方不明なアーティスト筆頭のオレンジ・デラックス。ちゃんと調べてないので不明ですが解散しちゃったんでしょうか?まぁいいや。大学時代に友達から聞いて1stを買ってハマった。そしてつい先日この2ndを中古屋で発見。(当然のごとく国内盤は廃盤・・・。)全く偶然の出会いに僕は彼らのことなんてもうすっかり忘れていたのだけど、タイトルにグッときてまた買ってしまった。「ウォッカとドーナツと失業保険」だって言うんだもん。そこで安直な発想の持ち主である僕は実際に酒を飲みドーナツをかじりながら聴いてみました。甘〜いメロディはまさにドーナツ。ファンキーなグルーヴ感はきっとウォッカの酩酊感…いや、失業保険で生活する若者の「不安一杯!でも自由〜」な感じか。これが世に言うイギリスの労働者階級のまさに日常なんだろうなぁとか、いい感じにふやけながら思ってみたり。リリースから10年弱経ってるけどまだまだいける、隠れた名盤。ローゼズやシャーラタンズが好きだった人には特に。あ、でももう売ってないか。(2005年6月) *2009年一部加筆




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