Sandinista! Sandinista!/The Clash
(1980)
Album
パンクロックからロックを取り除くと クラッシュ、パンクロックバンド。それも真の意味でのPunk Rock。有名な「ロンドン・コーリング」ももちろん好きだけど、僕としては断然こっちを大推薦します。そもそも最近「パンク」というキーワードがあまりに簡単に使われすぎ?「とりあえずパンクロックって言っとけばOK」みたいな風潮には辟易する。だってベース、ドラム、ギターのスリーピースならみんなパンク?髪の毛緑にして立ててればパンクなの??速い曲やってればパンク?そんなのばっかりでもうおなか一杯じゃないですか?「パンクとはアティテュードだ」ってちゃんと分かってる誰かは言ったらしいけど、つまりはそういうことで、僕のなかでは「するに至った動機」を必要とする音楽、のことだと思っている。いや、そういう意味ではむしろやってる音楽の種類なんか実はどうだってよくて、モチベーションや態度こそがパンクにとっては重要なのかもしれない。パンク・ヒーロー、シド・ヴィシャスですら元々はピストルズの単なる追っかけだったことからも明らか(でも、結果はご存知のとおり。バンドのなかでも最も正しく“パンク”だった)。そう考えると例のサム4やら●●●やらがパンクと呼ばれるのってあまりにもいい加減というか、僕にとっては全く違うわけです(サム4はまぁどうでもいいけど、せっかくナイスな曲やっててもパンク!と名づけられるせいで俺みたいな特殊なリスナーから毛嫌いされる、という悲劇も多分起こってる)。春一番や電撃ネットワーク、江頭2:50分の方がよっぽどパンクをちゃんと理解してるっつう話。「Sandinista!」は音楽的にはもろレゲエ!というか今で言うミクスチャー?いや一聴しただけだとオムニバスアルバムにさえ聴こえる…(笑)。ロック、トラディショナル、ワルツからカントリー、ダンス・ミュージック(??)までが一曲ごとに交代で押し寄せ、同じバンドがやってるとはまるで思えない、ジョー・ストラマーはじめ4人のサムライ達の無尽蔵の才能がきらめく恐るべき二枚組全36曲。 ジャケットもめちゃクールじゃないですか。僕はこれにこそパンクを感じまくるのです。(リアルタイムでは僕まだ赤ちゃんでした)「勝手にしやがれ!」も勿論最高。そんなの分かりきってるけど、さっき述べた類のインスタントパンクバンドはあればかりを教科書にしすぎなのが問題なんじゃないかなぁ。クラッシュだって「I Fought The Low」ばっかり宣伝とかで流れてさぁ。むぐむぐ。これだけ入ってたら普通途中でダレるけど、このアルバムに関しては心配なし。ここからは余談。このアルバムずっと欲しかったんだけど、日本盤が分厚い二枚組ケースで絶対嫌だったので、さんざ探し回って輸入盤の薄型二枚組ケースのを入手しました。しかも格安で。あの日本仕様の二枚組ケース断固反対。ぶ厚すぎ。(ついでに初回特殊仕様盤!みたいのもいらん)(2005年5月) *2009年一部加筆




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