Right After Right After/Giuseppe Lelasi, Domenico Sciajno
(2001)
Album
高周波=音楽 エレクトロニカが好きでいつも聴いている。特にアンビエントものはかける前より部屋が静かになるから好きだ。なかでもこのアルバムはそうで、眠る前の30分やベッドでぼーっとしたいときなんかによく再生する。「エレクトロニカ」とは?電子音楽のなかでも、周波数まで周到に管理されて打ち込まれた、コード展開や和音などいわゆる「ミュージック」的要素よりも数学的・理科実験的な側面をより色濃く持ったラップトップミュージック/ノイズを総称してそう呼ぶ…ような。まぁ私見ですが、大きく外れてはいないんじゃないか。最近はアコギを使ったりヴォーカルが入ったり、もっといろんな要素が取り入れられてきてる(実験音楽なら当たり前か)けど。ま、少なくとも僕はエレクトロニカってそんなようなもんだと適当に思っている。でこれはそのなかでもいわゆる正統派の、ハードコア・エレクトロニカ。名前を見る限りイタリア人の2人組かな?…詳細は全く不明。だがこのジャンルでは特別珍しいことではない。聴く人によっては高周波ノイズにしか聴こえないだろう。プチプチいうデジノイズと、そうだなー…空港で飛行機が近づいてきたときの「キーン」ていう、あの音。あれをイメージしていただければ。その他ずっと遠くで洞窟を掘る音(?)や地面から空へ逆さまに雨が降る音(?)、小魚が水槽を突っつく音(?)、歯医者の電気室(?)みたいな、儚くもどこか美しい電子音がたっぷり一時間、小さな音で収録されています。一聴しただけでは不快かもしれませんが、この微細なアップダウンを楽しむ音楽。慣れると超アンビエント、って修行かよ!ある意味そうです。電気を消して聴くに限りますな。是非お手持ちのスピーカーの周波数限界に挑んでみてください。(2005年10月)  *2009年一部加筆




前へ 次へ 一覧へ