“ボクラリズム” Introducing the popline according to FREENOTE Introducing the popline according to FREENOTE/FREENOTE
(2005)
Album
新世代日本語ロック最新型 or 大ヒットの匂い漂う轟音Jポップ!? 軽快なドラムロールとシャープなギターカッティング、 ファンキーなイントロで幕を上げるこのアルバムを初めて聴いたときは、ちょっと久々に胸がドキドキした。冷たいソーダを飲んだみたいな。大阪で結成されたFREENOTEメジャー1stフルアルバム。深夜テレビでPVをみた。先行シングルであるM2「ウォークメン」、ツッチー(ex. シャカゾンビ)によるブレイクビーツ・ループにかぶさってくる、草原を吹く風のように澄んだエレピの音。その上を自由に飛び回るVo.チカコの、八重歯が目に浮かぶようなベビー・ヴォイス。声質はYUKI+パーソンズ+矢野顕子(彼女自身フェイバリットに挙げている)?いい。緑のたぬきが伸びるのも忘れちょっと見入ってしまった。しかし一筋縄ではいかない。アジカン?100s?ヴァネッサ・カールトン?スーパーカー?レイジ?レミオロメン?ASH?な瞬間、瞬間…アルバム中を色んなバンドの影がよぎっては過ぎる。面白いのは似ているバンドがきわめて新しい。(というか同世代!)そうだ、ロック・レジェンドを参考にバンドを始める時代は終わってたんだ!いやぁ爽快。参考まで、バンドメンバーのフェイバリット・アーティストは以下。(公式HPより)”シガー・ロス、ビョーク、ニルヴァーナ、マトモス、ウィーザー、中村一義、レディオヘッド、DFA、ムーム、ミシェル・ゴンドリー etc.”…ってちょっとまってくれ、これ俺じゃん(笑)!そんなアーティスト然としてないあまりにベタベタなとこも含め、これは明らかにニュー・ジェネレーションなんだなとまたグッとくるわけです。普通は影響を受けたアーティストとか聞かれたらちょっとかっこつけてさ、「最近はイタロ・ジャズと30年代のブルーズを聴きなおしてます。あとルー・リード」ぐらい言うよな。言えよ嘘でも(笑)。まぁいいけど。でもちょっと信頼できるでしょ。それって正にこのバンドをうまくあらわしてると思う。サウンドはまさに正攻法の最前線!手数の多いドラムと”カワイイ顔してやるこたやってる”的な小悪魔ヴォーカル(もちろん椎名林檎ちょっと入)。うん、ジャンルとしては「轟音Jポップ」がしっくりくる。…ん?ここまでのところ読み返してみたらなんか嫌味みたいに読めますか?違います。全部良い意味で書いてます。ちなみにM5「遥かへのスピードランナー」は”岡村ちゃん”ことJ-FUNK(そんな呼称が実在するのかは知らないが)の大御所、岡村靖幸が曲を提供。やったぜ!でも何故か岡村ちゃんのあのネバグチョ感は皆無(笑)。その他同志が依然苦戦し続ける中、サンボマスターとこいつらくらいはメチャクチャに売れて武道館2DAYSとかやって欲しい、とかちょっと思ったりして。推薦します。素質あり!今から唾つけとこうぜ。ほんとに知らなかったんだけど、草野マサムネもフェイバリットバンドに挙げてるらしい。つながるなぁ…。(2005年6月)  *2009年一部加筆




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