Nice Traps/Khoiba
(2005)
Album
浮遊。1秒、2秒…
チェコのバンドらしいです。詳細不明。ついでに読み方も不明(おいおい)。いわゆるエレクトロニカとオルタナティブ・ロックのちょうど中間のHer Space HolidayやBjork、Portishead、レーベルならmorr musicとかmelodicあたりのメランコリックな音が好きな方にはもろツボでしょう。僕を含めて。(実際、ヴォーカルはあの特殊技能を抜き取ったビョークにそっくりです)まさにちょうどリリース時期(2005年)あたりに流行った音ですな。ええ、いっぱい持ってますよ(笑)。東欧特有とも言える微妙に闇を湛えた浮遊感が心地良い。そうか、例えばt.A.T.u.がトシ重ねていろいろ音楽聴いてったらこうなるのかもな。壊れそうに繊細なメロディライン。アナログシンセのアンビエントな電子音。ってやっぱ既聴感はありありだけどそんなのは別に気にしない。聴いてると、夕方帰宅ラッシュ一歩手前の16:30頃、山手線原宿あたりから新宿を過ぎて池袋…という風景が浮かんだりする。窓の向こうを流れる汚い都会。社内はがらんどうで夕焼けに照らされながら居眠りする乗客。数十分後に大混雑するとはとても思えない、ぬるーい空気感。電車の走行音以外聞こえてこないあの静けさ。清潔という表現とはまた違う、むしろそういうのとはかけ離れてんのに、なんかすごく目に映る全てがキレイなんだよねあの時間帯。街が実体を持って「在る」って感じ?…汚いものまでを全部含んだ美しさ。この音にはあれに共通するエッセンスがある。…かな?とりたててめずらしい音楽ではないけど、いいです。ウイスキーでもかっくらった後、CDプレーヤのカウントを眺めながら時間が刻々と進むのを直視して聴くといい感じに浮遊します。…って、あれ?(2006年11月) *2009年一部加筆

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