“ごめんね”
ごめんね/ふくろうず
(2010)
Album
グッドルッキンガール
一見、90年代後半いくらでもいたようなカレッジバンドのようだけど、どこまでもイマドキなルックスと、音楽以外にも沢山好きなことがありそうな(←重要)力まない感じのサウンドが、彼らがきちんと2010年仕様にアップデートされたポップバンドであることを物語る4人組。これはインディーズからの2作目だけど、幽玄なヴォーカリゼーションが宙を泳ぐタイトルトラックM1「ごめんね」、ミックスによってはダイナソーJr.にもなりそうなM3「街はいつも雨のよう」(そのほかにもメタルちっくなフレーズがあったり、ギターはアルバム通して結構遊んでる)など、トータル32分、聴きどころ多数のなかなかの佳作に仕上がっている。なかでも、心拍ビートの上を教会みたいなエコーがかったポリフォニックヴォイスが飛び交う、不思議にドラマチックなM8「ダンスイズビューティフル」が白眉。吐息満載のヴォーカル内田万里の声質が、アルバム全体に統一感をもたらしている。微かなエキセントリックさに好みは分かれるかもしれないけど、スパングル・コール・リリラインやSalyuが好きな人には自信をもっておすすめ。あとはご覧のとおり、どうしようもなくグッドルッキンなガール(&ボーイズ!)なのでその辺も含め、今後が楽しみなバンド。なおジャケットデザインはCentral67の木村豊氏です。(2010年11月)

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