“Let Me Be The One” Full Circle Full Circle/Roger Nichols & The Small Circle Of Friends
(2007)
Album
無人島には音楽を よく「あなたが無人島に持っていきたいアルバムは?」って質問があるけども、ランキングで統計取ったら一位になるんじゃなかろうか?それくらい、何故かみんなして無人島に持っていきたがるアーティスト筆頭(笑)、それがロジャニコ。確かに夢かうつつか見失うほどにビューティフルなハーモニー。レイドバックとかって腰砕けてる場合じゃないよこれは。誰もいない島の青空の下、のんびり何にも考えず(もしくはアノ子のことだけを考えて!)過ごしたい、何もかも忘れたい・・・そんなときに合う音、確かにそうかもしれない。初めての失恋を隣で支えてくれた親友のような、老若男女すべからく記憶のどこかに眠る思い出を呼び覚まされる音楽。まぁ、ネオアコとか渋谷系っていうジャンルが一時期その「なんにもなさ」を叩かれたように(かれらの1stが“発見”されたのもちょうどその流れだ)、確かに音楽にリアリティを求める時代やムーブメントのもとではキツかったのも納得の音とは言えるだろう。ただ現在はリスナー個々人が多様な選択肢を自分で選べるシャッフル時代。「他人なんか知らん。好きなものは好き」と言うこと自体がムーブメントでもあり、皮肉にもそのことで再評価の波が来た・・・ってそんなの「半世紀遅いわ!」って感じだろうな本人たちとしては(笑)。そこも含めてやはり時代性なんかどこ吹く風って感じの素晴らしき桃源郷アルバム。それがハンパなくいいんだぜベイベー・・・。リ・レコーディング?も含め、まるで60年代をフリーズドライしたような信じがたいほどの美しさと瑞々しさをたたえた約40年ぶりのセカンドアルバム(!)。そのこと自体、既にとてつもないホンキを感じるじゃないか。高校生が彼女にこれプレゼントしたりしたら何かちょっと命のサーガすら感じるね。もちろん僕も無人島に持っていきます(あっイン・ユーテロもね)。なおジャケ写は当時のもの・・・っておい、それはアリなのか?(2009年9月)




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