“Jump In The Pool” Friendly Fires Friendly Fires/Friendly Fires
(2008)
Album
Flashlight Dream in the Floor 失禁寸前のキラー・トラック「Paris」を筆頭に、星屑をちりばめたような輝きをはなつ最高品質のハウスナンバーが10曲詰まった恐るべきデビューアルバム。とは言っても彼らはロックバンドで、大学時代はハードコア/ポストパンクバンドに在籍していたメンバーの集まりなのだそう。確かに、サウンドの“足腰”は強い。彼らのサウンドの特徴でもある粘度の高い強烈なファンクネスは、ハードコアパンクで鍛えたフィジカルあってのものなのだろう。最高のオープニングトラックM1「Jump In The Pool」のイントロ、キラキラと輝くシンセとパーカッションが導くのは、虹色の光きらめくイマジネーションの桃源郷か、はたまたガールズ&ボーイズの汗で蒸しかえす猥雑な深夜のクラブか・・・。めくるめく37分間の夢幻旅行。グラスからこぼれるビール、飛び散る汗、ハグ、あちこちで交わされる思わせぶりな視線にじっとり濡れた股間・・・それらを的確なタイミングで抜き差しされるファズ・ギター、80sマナーのクールなシャウト、天にも昇るようなハウスのシークエンスに置き換え、まるで一夜のダンスフロアを一枚に凝縮したかのようなロマンティックネスに満ちた希代の傑作。乱打されるカウベル!これでアガらなきゃウソでしょう。まるで小悪魔なあの子のボディタッチみたいに心臓を射抜く16ビートを前にしては、じっと座って聴くことさえ難しい2008年ぶっちぎりのマイベスト。(2009年8月)




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