Congotronics 2 Congotronics 2/V.A.
(2005)
Album
音圧こそはすべて 凄い。とにかく凄い。全てが圧巻。サッカーじゃないけど何でもやっぱ真剣に挑まれるとアフリカにはかなわないのか !?とすら思わされる圧倒的な一枚。プリミティブにもほどがある。「アフリカ・コンゴの人力テクノ系アーティストを集めた悶絶コンピレーション」…なのだそうだ。「人力テクノ」って呼称自体、既に何かを超越してる感があるが、こいつらどうみても「道端でドラム缶ブッ叩いてるだけのただのオッサンやんか」というツッコミも入りかねない見てくれからして最高すぎ。そもそも多分テクノなんて聴いたことねぇだろ!みたいな(笑)。いやいやそれはさすがに言いすぎか。だがむしろオビにもあるように、ここではもうそんな風な僕らの基準で言うところの「音楽」だとか「メロディ」だとか、あまつさえ「リズム」なんてものについてすら、考える必要はない。多分そんなこと気にしてる人間にこの音は出せない。ドント・シンク、フィール。ただ単に、西洋でも東洋でもないこのアフリカで、もうずっとずっと遥かな昔からこの音はこの音だった、それだけのことなのだ。この激烈な音圧の前で意味や歴史は既に用を成さない。本アルバムにはコンゴ感電グルーヴの雄、KONONO NO.1をはじめ数グループが参戦しているが基本スタイルはどのグループも変わらずひたすら音圧重視。手作りの楽器をこれまた手作りの爆音アンプ(ご丁寧にコイル手巻きで音圧を増幅してるらしい)にぶち込んでひたすらビートにビートをぶつけそれをビートで増強した爆音感電サウンドのオンパレード!内ジャケの少女の最高の笑顔同様、アルバムをとおしてハッピーなヴァイブスつうか祝祭ムード?土着的な喜びのフィーリングに満ちみちてるのがまたいい。直径80cmのスピーカー何台も山積みにして爆音で聴きたい一枚。あもちろん野外で。(野外っつうか、草原?サバンナ?)最後に、ライナーのインタビュー「マワング・ミンギエディ(KONONO NO.1)かく語りき」からあまりにも衝撃的、しかしこのディスクの真髄を的確に伝えてくれる一節を引用したい。”…とにかく音を増幅するということが俺のインスピレイションのすべてだったわけで、そこから音を金属に変え、アンプに通した。そのことによって、キンシャサの周辺ぐらいまでは音が届くようになったが、このCD「コンゴトロニクス」によって、今度は世界中に音が届くようになった”。…圧勝である。世の中の全ての音楽に対して、完全勝利。凄すぎて、もはや何が何やら僕にはさっぱりわけがわかりません。マストバイ。探せば売ってます。(2006年6月) *2009年一部加筆




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