Clicks & Cuts 2/Various Artists
(2001)
Album
プチプチコツコツ小宇宙
全4作(のはず)のレーベルコンピ、その2。21世紀の幕開けと同時にリリースされた本作では、いよいよリズムは消去/乱数的並べ替えをされ、思いきりグリッチでミニマルなインテリジェントテクノの大見本市が展開されています。(今は亡き)Mille Plateaux、このレーベルのコンピは外さないのでシリーズはどれも良いけど、中でもこの2作目が圧倒的にベスト。ディスク3枚に渡ってむっちり繰り広げられる微細な音のざわめき。ハウスでもテクノでもあり、同時にそのどれでもない微かな電子音の粒子がプチプチコツコツ、動いてはまた動きを止めたりする数学的サウンド。初心者の方もこれ一枚あればクリックテクノの何たるかは十分に堪能できる、充実の名コンピです。脳みそのウラがわをコリコリこすられるくすぐったさが快感に感じたアナタは、1を。ビート感をもう少し…って向きにはクリックハウス寄りの3、4をドウゾ。あ、そうそう「Digital Disco」ってコンピもありましたね。ここを起点に、Vladislav DelayやFarben、Fenneszなんかのオリジナル作に手を出してみちゃうのにも最適なサンプラーでもあります。ディスク2の10曲目「0100」by Thomas Brinkmannが個人的ベストトラック。しかし、こうやって改めて聴きなおしてみてもこれ大名盤。ゼロ年代初頭を彩ったエレクトロニカの小宇宙、通ってこなかった方はまずこの辺から冒険をスタートしてみるってのはいかがでしょうか。…って今や入手困難?はは。ジャケットもめっちゃクール。センスあるよなぁ。(2009年6月)

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